麻疹と風疹の違いは?ウイルス・症状の違いから見る家族の医学
突然の発疹!不安になりますよね。
発疹がでる感染症といえば麻疹(はしか)や風疹(ふうしん)
ですね。どちらも予防接種を受けて免疫をつける
ことで防ぐことができる病気。
でも、かかって
しまったら?その症状の特徴、原因や注意点などを
知っておけば、落ち着いて対処ができますよね。
麻疹(はしか)や風疹(ふうしん)、2つの病気の
ウイルスと症状の違いについて調べてみました。
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Contents
麻疹と風疹の違いは?ウイルスはどう違いがあるの?
両方の共通点
麻疹(はしか)も風疹も、感染している人のせきや
くしゃみなどからの飛沫を吸い込む「飛沫感染」
または「空気感染」や「接触感染」などでうつります。
麻疹(はしか)の特徴
- 一生のうちにほとんどの人が感染します。
- 風邪っぽい症状があります。発熱して一旦熱が下がり再び40℃近くまで上がり、全身に赤い発疹が出るのが特徴です。
- 4~5日間発疹が出続ける。内臓にまで発疹が出て、最悪死に至る危険な病気です。
- 春から初夏にかけて流行する感染症です。
- 風疹に比べても長い期間症状。重症化しやすい傾向があります。
- 麻疹が重症化すると肺炎・脳炎・中耳炎などの合併症を起こすことも・・・要注意です!
風疹(ふうしん)の特徴
- 風疹は春から初夏にかけて流行する発疹を主症状とした感染症です。
- 軽い風邪症状が見られ、発熱や発疹などがあります。麻疹(はしか)に比べると症状は軽めで発疹の数も少なめです。
- 全身に赤い発疹、症状も軽い。麻疹に比べ熱も低いですが麻疹(はしか)に似ているため「三日ばしか」とも言われます。
- 症状の出る期間も短いため、感染しても症状がでないことも。
- 子どもの場合、軽い風邪の症状が出て発熱ですが、大人になってかかると、高熱が出ることも多く39℃以上の発熱が起こることも珍しくありません。
- 妊娠初期に感染すると、胎児に異常が出る可能性があることがあるので要注意!
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症状で違いがわかるの?特徴の違いは?
麻疹(はしか)の症状について
食欲がなくなり、目やに、目の結膜充血などと
ともにせき、くしゃみ、鼻水、頭痛など風邪に
似た症状がでます。38℃前後の熱が出て次いで
口の中の粘膜に、小さい白い斑点が出ます。
熱は、いったん37℃前後まで下がり再び
39℃以上に上昇して同時に顔や胸に発疹が
出てきます。鮮やかな赤で少し盛り上がった発疹
です。まれに肺炎や中耳炎などを合併することがあります。
発疹の色は徐々に暗赤色になり、いくつかは
隣どうしがくっついたりします。翌日には背中、
腹部、腰と全身に出て3~4日で手足の先まで
広がり、熱は下がり始め、回復期に入って徐々に
食欲も出てきます。発疹の色は、数週間で消えていきます
風疹の症状について
2~3週間ほどの潜伏期間があります。発疹がでて
発症に気づく事が多く、米粒からエンドウ豆くらい
の大きさで、色は淡いピンク色の発疹が顔や耳の
後ろなどのリンパ節の腫れが3~6週間つづきます。
軽い風邪のようなのど痛、頭痛、せきと発熱を
ともなうこともありますが、幼い子どもの場合は
発熱がないこともあります。発疹は1~2日で全身に
広がり、3日程度で自然に消えていきますが、
発疹が消えるころにかゆみが伴うことも。
また、妊娠3カ月以内の妊婦が感染すると
胎児に重大な影響が出ることがあります。
以前どちらかにかかっていれば二度とかからないの?
風疹は「3日ばしか」と言われるように、
麻疹(はしか)と症状が似ていますが、もともと
別のウィルスのため、どちらかにかかっていれば
かからないというものではありません。
では、それぞれについては一度かかったら二度と
かからないのでしょうか?麻疹(はしか)の場合は
一度かかると抗体ができるため、二度とかからないと言われています。
一方、風疹は全体の5%くらいは、なぜか抗体が
できないという人もいるそうです。また一回よりも
二回、風疹の予防接種を受けたが抗体は
出来やすくなるので、妊娠を望む場合は2人揃って
事前に抗体検査を受け、予防接種を受けるとよいでしょう。
まとめ
麻疹(はしか)と風疹、それぞれの違いがわかり
ましたでしょうか?両方ともウィルスの感染に
よる病気で発疹がでるもの。近年、
麻疹(はしか)は10代、20代になってからかかる人が増えているといいます。
大人になってからかかると重症化するので、
子どものころ、予防接種をしていないまたは1回
しか受けていなかったり、ワクチンの接種回数が
守られていない人は、注意したほうがよいでしょう。
また、風疹は妊娠している女性がかかると胎児に
影響があることがあるので、子どもの頃に
かかっていない人は、妊娠前にワクチンの接種を
検討してはいかがでしょうか。
詳しいことはこちらの記事も参考にしてみてくださいね
↓↓↓
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麻疹(はしか)や風疹にはその年の流行状況で
いつかかるかわかりません。もしかかっている人が
周りにいたら、マスクやうがいをするなど予防策を
とりましょう。
もしかかってしまったら、他の人に
うつさないためにも学校、会社は必ず休んで
あわてず、すぐに内科や小児科を受診してくださいね。
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